霧の向こうに
注)ややネタバレありです
ボトムに動画を追加しました♪
「ミスト」
とにかく遣る瀬無い気持ちになった
決して映画の 「出来・不出来」 ではなく
スティーブン・キングの小説が原作となった映画には
「シャイニング」「スタンド・バイ・ミー」
「グリーンマイル」「ショーシャンクの空に」
などが有名なのだろうが
「キャリー」「バトルランナー」「ドリームキャッチャー」
など、それと知らずに観ていた映画もけっこうあり…
今回の 「ミスト」 同様、その原作小説を読んだことは皆無
…なので、このエンディングにはかなり驚いた
もっとも原作とは大きく違ったエンディングであり…
しかし当のキング自身も
“もし私がこのラストを思いついていたら
小説の中で使っていただろうね”
と云っているし、監督のフランク・ダラボンも
“これは何だ?どういう意味だ?
と論争せずにはいられないだろう?
劇場を出て、何かを考えながら帰ってもらいたい”
とコメントしている
ここに登場する、大きく分けて三つのグループ
●直面した現実を受け入れられず
居残り組を一笑し、外へ出てしまうノートンの集団
●総ては神の名の下に起きていることだと
聖書を引用して煽るカモーティ率いる狂信的な集団
●そして一見、この不可解な現実に
冷静に対処しているかのような主人公ドレイトンの集団
途中で出ていったノートンたちは正しかったのだろうか?
そうではなかったのか?
生け贄を捧げよ!と集団ヒステリー状況に陥ってしまった
にわか新興宗教集団。信じる者は救われたのだろうか?
そして観客がもっとも感情移入せざるを得なかった主人公
…一番ヒステリックになっていたのは
実はドレイトン達だったのではないだろうか?
衝撃のラスト15分
まさに唖然。言葉も出ない。涙も出ない。
B級っぽくて結構!
ただ、こんな絶望的な
遣る瀬無さを味わうことって
人生に何度あるだろうか?
もしかしたらこの映画の中で一番の恐怖
それは自分の中に潜み、眠っている狂気なのかも
地面を揺るがせながら山のようなクリーチャーが
ゆっくりと目の前を横切っていくクライマックス
そこに流れる物悲しい (熾天使軍) なる 曲
DEAD CAN DANCE の名をここで目にするとは思わなかった
そして、この映画を、わざわざ劇場まで見に行った
本当の目的は…特撮場面…
そのクリーチャー観たさだったのであり
monasteriense plurestelum
タコの触手のようなクリーチャー
そんなに珍しい形ではないかと
ales dinosauri
サイレントヒルでも使えそうなキャラ
ingens ridiculum
これは物体X?映画の中でもその名がチラリ
receptacle intellect
しかしなんといっても “これ” が圧巻
約80メートルもの動く巨大な生物は
“ダリ” の絵から抜け出てきたよう…
デッドカンダンスの曲が終わり
そのままエンドロールは続き
ヘリやジープ、装甲車の音だけが聴こえてくる
…
その後にまた場面転換し
何かしら “hope” な場面があるのかもしれない
…観客の誰もがそう思ったかも…
…しかしそのまま客電が灯り、総てが終わる…
あのトラックに乗っていた人々の中に
みんなはどんな顔をみつけだろうか?

















最近のコメント